絶対湿度で考える 健康で快適に過ごせる家づくり

「今日は じめじめしてるなぁ」「湿度が高い」など私たちの日常会話でも出てくる<湿度>ですが、私たちの会話に出てくる湿度は『相対湿度』のことです。

湿度には『相対湿度』『絶対湿度』があります。これらの違いは、空気中の水分量の割合なのか水分量そのものなのかです。 相対湿度は空気中の水分量の割合を%(パーセント)で表していて、絶対湿度は1立方メートルの空気中に含まれている水分量[g/㎥]を表しています。

私たちの生活に重要なのは後者の絶対湿度を考えていくことがポイントになってきます。例えば同じ相対湿度50%でも気温30℃と15℃では絶対湿度は変わってきます。15℃の方が絶対湿度が少ないので、乾燥していると感じます。

絶対湿度は体感湿度に近いので、絶対湿度で判断していくことが大切です。また、結露にも関係してくるので、健康で快適に過ごすためにも重要な項目ではないかと思います。市販の温度計は室温と湿度(%)がのっているものが多いですが、絶対湿度の表示があるものもあります。日常的にチェックするのも良いと思います。

1番上の15.2g/㎥が絶対湿度、上から3番目の61%が相対湿度

絶対湿度の目安として、夏場は16gぐらいから湿気を感じるので、16g以下になるようにエアコンやサーキュレーターを上手く使いながら調整します。また冬場は11gを目安に加湿器などを使いながら乾燥しすぎないように調整します。11gぐらいが空気が湿っていて、インフルエンザの流行はしにくい状況と言われています。結露もしにくくなります。

絶対湿度を実際に数値として知ることで、より快適に夏も冬も過ごせるようになると思います。
ぜひ試していただければと思います。

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