こんにちは。代表の吉岡です。
工務店の知恵と経験で家は安くなる!米倉涼子風に言いますと『日本の住宅は高すぎる!』
ということで始まったこのシリーズ。
不思議なことに皆さん5万円の臨時収入があったらすごく嬉しいのに3000万円の家の値段を少し工夫することによって5万円減額出来ても臨時収入の5万円より嬉しくないのです。
同じ5万円なのに・・・むしろ5万円だけかと不満すら出てきます。
しかし我々はこの5万円を見逃しません!ちりも積もれば山となるんです⛰
時代の流れのままに家の値段が上がり続けるのはもうやめましょう!!
・・・すみません💦少し熱くなってしまいました。
前説が長くなりましたが、ここからが『2分間この話を聞けば5万円もらえます』の内容です。
少し専門的な用語がありますが、内容を是非ともご覧ください。
灼熱の太陽が照り注ぐ真夏のある日、知り合いの工務店の設計士さんとコンクリートの強度補正(温度補正)について話していました。その設計士さんは『設計強度がFc=24N/mm2なので温度補正は呼び強度+6のFc=30Nで打設してください。』と話しされていました。
私『ん?確かに真夏と真冬では生コンの硬化は不利になりますが、温度補正を必ずしないといけないものではないのにな。。』
私がそう考えた理由をご説明します。
コンクリートが寒い時に固まりにくいのは想像できやすいと思いますが、夏は早く固まるのでは?と想像しがちです。実は暑い時期のコンクリートは表面だけ早く固まるのです。高温で揚げた唐揚が実は中まで火が通ってなかった!なんて経験があると思います。それと同じで真夏もコンクリートは固まりにくいのです。
そういった環境下でのコンクリート打設において、呼び強度を上げて強度を補正する方法がありますが、これには人工等のコストが上がってしまいます。
しかし、水セメント比は?打設前の保水状況は?などここでは言えない真夏のコンクリート強度確保の技があります。(真冬はちょっと辛い💦)
強度補正に建築上の法律もなにもありません。4週目に圧縮試験で設計強度に達していたらそれでいいのです。設計強度に達する打設方法と養生方法をしたらいいのです。
しかし何の知恵も絞らず、経験を生かさずただ設計強度を満たすためだけに余分なお金をかけて呼び強度を上げる。
そんなことの集まりで家の値段が高くなっているのです。
ほとんどの工務店では強度補正を理解しているか不思議に思います。(これ以上言ったら悪口になってしまうので・・)それだと、どんどん高い家になるわ!と思ってしまいます。
30坪ほどの家でコンクリートの使用量は20㎥程度です。呼び強度と強度が増したことによって左官屋さんが1人工増える金額は4万~5万程度ですが大きい買い物をするときはこの5万円の感覚が鈍ってしまうのです。
ちりも積もれば山となります。
2分間で十分です!是非ご来店いただき、この内容を理解して5万円をもっと有効に使っていく家造りをしていきたいと思います。