室温は18℃以上?健康を守る家づくりの新常識
2026.03.10
家づくりの教科書
家づくりの教科書 No,9 ~低温は万病のもと 家づくりと健康の深い関係~
まだまだ朝晩が寒い日が続いていますね…。「冷えは万病のもと」とよく言われます。
実はこの言葉、私たちの住まいの環境とも深く関係しています。
・リビングは暖かいけれど廊下は寒い
・脱衣所が冷えていてお風呂に入るのがつらい
・トイレに行くのが億劫になる
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
これは日本の住宅でよく見られる
家の中の温度差が原因です。
■ 家の中の温度差が体に与える影響
暖かい部屋から寒い場所へ移動すると、
体は急激な温度変化に対応しようとして血圧が大きく変動します。
特に注意したいのが「ヒートショック」です。
寒い脱衣所から熱いお風呂へ入ることで血圧が急激に変化し、
失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす可能性があります。
こうした事故の多くは、
住宅の温度環境と深く関係していると言われています。
■ 室温18℃が健康の目安
実は、世界保健機関(WHO)では
冬の室温は18℃以上を保つことが望ましいとされています。
これは高齢者だけでなく、
すべての人の健康を守るための最低基準とされています。
しかし、日本の住宅では冬の朝の室温が
10℃を下回る家も少なくないと言われています。
つまり、多くの家庭が
健康面で理想的とは言えない温度環境で生活している可能性があるのです。
■ 健康を守る家づくり
そこで大切になるのが
断熱性能の高い住まいです。
断熱性能が高い家は、
・暖房効率が良い
・家全体が暖かくなる
・廊下や脱衣所の寒さが軽減される
・温度差が小さくなる
といったメリットがあります。
結果として、
ヒートショックのリスクを減らし、
家族の健康を守る住まいにつながります。
■ 家は「健康をつくる場所」
私たちは1日の多くの時間を家の中で過ごします。
だからこそ、住まいの温度環境は体に大きな影響を与えます。
これからの家づくりでは
デザインや間取りだけでなく、
「家の中の温度差が少ない家」
という視点もとても大切です。
暖かい家は、
ただ快適なだけではありません。
それは、
家族の健康を守る住まいでもあるのです。

