こんにちは。河野です。
私個人の話で大変恐縮ですが、7月3日に学科試験、9月11日に設計製図試験を終え、12月1日に二級建築士試験の合格発表がありました。
結果は【合格】でした!✨(ありがとうございます!)
本当にたくさんの方の力添え、ご協力があっての今回の合格だったと思います。
友人の結婚式と試験日が重なり、申し訳ない思いもありましたが、合格を報告できることを嬉しく思います。
今回のブログでは、少し長くなりますが製図試験勉強についてお話したいと思います。
※ただの感想日記みたいなものになります。残念ながら今後受験される方の参考にはならないかと思います
7月3日の学科試験後から約2か月での製図試験対策はかなり大変でした。
なにより、このCAD等が普及したこのご時世に製図試験が手書きとは・・(苦笑)
学科試験も相当勉強しましたが、人生で一番密度の高い勉強をした2か月間だったと思います。(本当にこの2か月は寝ても夢にまで製図のことで頭がいっぱいになっていました。)
当日の試験時間は5時間。
5時間の中で、試験問題に記入されている設計条件や敷地面積、要求室を読み解き、外構計画も含めたプランニングを行い、一式図(①1階平面図兼配置図、②2階平面図、③立面図、④床伏図兼小屋伏図、⑤矩計図)を作図しないといけません。
理想の時間配分は、
・プランニングを1時間30分
・作図を3時間
・見直し修正を30分
でやりましょうと言われるのですが、とてもそんな配分で最初から出来るわけがありません。一式図を見本を見ながらトレース(模写)するだけで、最初は10時間以上かかりました。
これを3時間で書く?絶対無理やん!何度もそう思いました。
心が折れながらも、何度も何度も作図練習を重ね、資格学校の先生に聞きながら合格するための書き方を聞き取り、勉強していきました。
また、いくら作図が早くなっても、プランニングが完了しなければ試験を突破することができないので、プランニングも設計条件や要望に沿った計画となるよう、様々な課題をこなしながら何度も練習しました。そんな練習の繰り返しの中、なんとかプランニングと作図が理想時間近くまでになってきたのは、試験の2日ほど前のことでした。(めっちゃギリギリ💦)
いざ試験当日・・
例年、「サプライズ」と呼ばれる今まで出題されたことのないような設計条件が出されることがあるのですが、今年はそこまで大きなサプライズはなく、練習してきた課題よりは比較的プランニングしやすいものでした。しかし、試験会場の空気感ならではの緊張もあり、プランニングが完了したのは1時間45分ほど経過してからでした。
出来るだけ作図が楽になるようプランしましたが、最後の見直しに30分の配分をかけられないので、小まめに見直しながら作図する作戦に切り替え、一式を書き終えたのは試験終了10分ほど前でした。ギリギリの完図だったものの、自分なりの感触ですが、最低限のところはちゃんとこなすことができたのかなと思っています。
少し触れましたが、私は学科試験から資格学校に通っており、特に製図試験においては通学して正解だったと思っています。
先生へ質問も当然できますし、こんな風に書いたら効率的に進めれるといったアドバイスをもらうことや、書いた図面の添削をしてもらえるので、自分の弱点を把握することができました。
また、教室には同じ受験者がたくさんいますので、こんな書き方をしてからスピードが上がった!とかの情報交換をしたり、お互い頑張りましょうと声を掛け合い、学校に通うことで士気を落とすことなく試験まで突っ走ることができたなぁと感じています。
お金と時間を使うことになりますが、もう1年勉強することを思えば、とても効率的に試験対策をすることが出来たと思います。
以上だらーっと製図試験までの私の記録を書かせていただきました。
まとめると、この2カ月はほんまにしんどかったです。笑
建築士法が改正され、来年から一級建築士を受験することが出来ますので(免許登録には二級建築士の実務経験が必要)、来年は一旦独学で勉強を進めて学科試験に臨もうかなと企んでいます(笑)
まずは二級建築士の免許登録申請の手続きを進めて一日でも早く「二級建築士の河野です」と名乗れるようになります!