設計図と施工図の違い

建物を建てるために必要不可欠なものってなんでしょうか?

職人さん、材木、内装建材、コンクリート・・・例をあげるとキリがないですが、その中で一番の根本は設計図ではないでしょうか!?

もちろん職人さんや材料がなければ家は建ちませんが、その建物の元となる物がなければ職人さんもどこをどのように工事すればいいかわかりませんし、材料もなにをどう使うかわかりません。それの基を記載しているものが設計図です。では、設計図さえあればすべての工事がスムーズにいき、きちんと納まっていくのかといえば私はそうは思っていません。大きなHMで工事自体がマニュアル化され、パターンが決まっている建物であればそれでいいのかもわかりませんが、弊社ではすべてお客様の要望を聞き、それを実現していく。つまり、1棟、1棟違う材料を使用し、納まりも全然違うのです。

そこで必要になってくるのが、施工図だと私は思っています。

では設計図と施工図はなにが違うのか。

施工図とは設計図を基に現場の施工をするために必要な図面のことをいいます。

その施工図を描くには構造から仕上の材料まで把握していなくては描けません。
設計図上ではうまく納まっていてもいざ工事をすれば納まらない事も多々あります。しかし、施工図をしっかり描くことにより失敗のリスクが減り、材料の拾いだし、職人さんへの指示と非常にスムーズに現場が進んでいきます。

では誰がその図面を描くのか・・・

それは現場管理する人、現場監督が書くのです。
お客様のこだわりや夢を図面に書き記し、打合せを重ね、具現化していくのです。それをするにはやはり時間も手間もかかります。月に何十件も現場を抱えているHMの現場監督は無理だと思います。ですからマニュアル化し極力その手間を省いているのです。かなり実務的な話になりましたが、弊社ではそういったこだわりをもって1棟、1棟取り組んでいます。

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