河野です。
BIS(Building Insulation Specialistの略語で断熱施工技術者)認定試験を先日受験し、無事合格しました!
BISは全国的にはあまり認知されていない資格ですが、北海道で住宅を設計するには必須レベルの資格となります。BISとは、より寒さの厳しい北国にふさわしい温熱環境要件を備えた住宅等の普及をはかるため、北海道が独自に創設した資格制度により認定、登録している技術者のことです。
兵庫県の温暖な地域と北海道では条件は大きく異なりますが、2025年から省エネ性能基準が上がり、断熱等級の見直しが進んでいる背景もありますので、断熱の勉強もかねてBIS資格の取得に臨みました。(北海道の断熱基準の家を建てれたら兵庫だったらめちゃくちゃ快適な冬を過ごせるんじゃないか?という安直な考えもありました)
ちなみにBISには3つの種別があります。↓に詳細を書いておきます。
◆BIS認定制度とは
積雪寒冷地である北海道での住まいづくりでは、室内環境や省エネの視点から、「断熱」「気密」「換気」「暖房」に関する知識と技能を有する技術者が設計、建設に関わることが特に重要です。
BIS認定制度は、それらの知識・技能を有するスペシャリストを養成、認定する北海道独自の資格制度です。◆BIS資格の種別
BISには次の3種の資格があり、BISとBIS-Eは認定試験の方法が異なります。
・BIS
住宅等の温熱環境要件に関して高度な専門的知識を有し、正しい設計、精度の高い施工方法等を指導できる技術者
・BIS-E
住宅等の適切な断熱・気密施工技能を有し、これを指導できる技術者
・BIS-M
BISとBIS-Eの双方を有している技術者
北海道建築技術協会ホームページより
BISの認定試験は文章問題が22問と計算問題が8問の合計30問で、全て4択のマーク式です。
初見だと難しいですが、事前に配布される練習問題を何度も解いて練習していれば比較的簡単な難易度かとおもいます。また、試験の1カ月前ぐらいに養成講習会というものを大阪の会場で受講しました。この講習会の中身は意義があるものだと思いますが、これが第一回のビデオ講座の録画を見るだけという・・(試験ならまだしも、ビデオ受講なら会場でなくてもいいのにと思いますよね。島根県の方がわざわざ大阪の会場まで来ていらっしゃいました)
とまぁ愚痴はこれくらいにして、せっかくBISを取得したのでいずれはBIS-Eも取得して、BIS-Mを目指していきたいと思います。
そこまで難易度の高い資格ではありませんが、資格をとったからといってそれに満足するのではなく、常に自分の知識と技術を磨いてお客様に還元していけるよう頑張りたいと思います!