11月22日「いい夫婦の日」 夫婦の暮らしがもっと心地よくなる家づくり
2025.11.22
建築
今日は「いい夫婦の日」。
ご夫婦で家づくりを考え始めるきっかけとして、まさにぴったりの日です。
家づくりは、“住まいを建てる”だけでなく、
夫婦の価値観や暮らし方を見つめ直す大切な時間でもあります。
■ 夫婦で違って当たり前。だからこそ大切な「対話」
「収納はしっかりほしい」
「開放感が大事」
「家事は分担したい」
「趣味のスペースをつくりたい」
同じ暮らしをしていても、こだわるポイントは夫婦で少しずつ違います。
明神綜合建設では、最初の打ち合わせから
“どちらの暮らし方にもフィットする間取り”を大切にしています。
普段の動線、家事の流れ、休日の過ごし方まで、丁寧にヒアリングしながら
お二人らしい住まいの形を一緒に見つけていきます。
■ 心地よさは「ちょうどいい距離感」から
夫婦でくつろぐリビングはもちろん大切ですが、
最近は
「個々にこもれる小さなスペース」
をつくる方も増えています。
・奥様のワークスペース
・ご主人の趣味部屋
・家族みんなが使えるスタディカウンター
“つながりつつ、少し離れる”。
この距離感が、毎日の暮らしをよりストレスなくしてくれます。
お互いの想いを聞き合って、
これからどんな暮らしをしたいのかを話す。
その時間こそが、家づくりの醍醐味だと私たちは考えています。
夫婦で意見が分かれやすいポイント
① 収納量 vs 開放感(収納を増やすと部屋が狭く見える問題)
-
片付け派は「収納は多いほど安心」
-
ミニマル派は「空間の広さが大事」
→ 一番揉めやすい✔ 解決方法
“見せる収納”と“隠す収納”をバランスよく配置。
-
必要な場所だけ収納を増やし、圧迫感の出る壁面はスッキリ見せる
-
ファミクロなど1か所にまとめると広さと収納力どちらも実現
-
② キッチンのタイプ(対面・アイランド・壁付け)
-
料理を主にする側と、デザイン重視の側で意見が割れやすい
-
“回遊できるかどうか”も論点に
✔ 解決方法
動線を優先しつつ、デザインは「囲み方」で調整。
-
アイランド希望なら片側のみ壁に寄せてセミアイランドに
-
手元を隠したい場合は立ち上がりを少し高くする
→ どちらも満足しやすい落としどころ
-
③ 生活動線(家事のしやすさ vs 見た目のスッキリ感)
-
洗濯動線、パントリー、ファミクロの位置
-
見た目重視の人と実用重視の人でぶつかるポイント
✔ 解決方法
“生活動線は最短、デザインは視線コントロール”
-
家事動線は短く
-
来客から見える部分には扉や壁で工夫
→ 実用性と見た目をどちらもキープ
-
④ お風呂・洗面の広さ
- 「広いと快適」「いや掃除が大変」
どちらも正論なので決まりにくい
✔ 解決方法
掃除しやすい素材+“広すぎない適寸”で調整
- お手入れがラクな浴槽・床素材にして負担を軽減
- 洗面は通路幅をゆとりにするなど、実際の使用感でサイズ決定
⑤ 趣味スペースの確保
-
どちらか一方だけの趣味部屋になると不公平感
-
家全体の広さとのバランスで議論になりやすい
✔ 解決方法
小さくても“共有+個別”の2種類をつくる。
-
1畳~1.5畳の小さな個スペース
-
家族共用のワークカウンター
→ 不公平感をなくし、満足度アップ
-
⑥リビングの広さ vs 個室の広さ
-
「家族の時間が大事」 vs 「自分時間を確保したい」
✔ 解決方法
“将来可変”で計画する。
-
LDKは天井高や窓で開放感を出して広く見せる
→ どちらの希望も長期的に叶う
-
⑧ お金のかけどころ(キッチン?外構?性能?)
-
同じ予算でも、優先順位がまったく違う
-
ここが合わないと計画が前に進まないことも
✔ 解決方法
優先順位を「暮らしの時間配分」で決める。
-
どこで長く過ごすか?どこにストレスを感じるか?
-
予算配分を“時間の多い場所”に合わせると納得感が出る
-
⑨ 外観デザイン(シンプルモダン?ナチュラル?和モダン?)
-
好みが真逆になることが多い部分
-
時代感や流行をどう考えるかでも意見が割れる
✔ 解決方法
ベースをシンプルにして。
-
形、素材はシンプル → メンテ性も良い、飽きがこない。流行り廃りがない。
-
意見が分かれるのは、
それだけ“理想の暮らしへの想い”をお互いが持っている証拠。
その想いを上手にまとめるお手伝いをするのが、私たちの役目です。
これからも、ご夫婦が心から「この家でよかった」と思える住まいづくりをお届けします。

