井上です。
前回に引き続き今回も床材についてお話ししたいと思います。床材の中でも今回は住宅建築の中でほとんどの人がメインで使用されるフローリングについて考えていきたいと思います。
まずフローリングは大きく分けて2種類のものがあります。
目次
複合フローリング
主に合板などの基材の上に化粧材を貼り合わせたもの。化粧材には挽き板・突板・シート貼などがあります。大手メーカーのフローリングの多くはシート貼ではないでしょうか。
【メリット】
- 既設や気候による膨張や伸縮が少なく、割れやねじれ・反りが起こりにくい。
- キズや汚れ、へこみに強くペット対応、抗菌・抗ウィルスの製品もある。
- 色柄の種類が豊富で比較的安価である。
- 定期的なメンテナンス(ワックス)が不要
【デメリット】
- 木目柄ではありますが、単調で風合いがでない。
- 無垢のようなぬくもりは感じられない。
- 夏場は素足でも気持ちよく過ごせるが、冬場では足が冷える為スリッパ等が必要
無垢フローリング
天然木100%の木材で作られる床材です。
【メリット】
- 天然木独特の風合いがあり、その匂いや肌ざわりがよい。
- ぬくもりを感じられる。
- 時間が経つごとに風合いが変化する経年変化を楽しむことができる。
【デメリット】
- 木の種類によっては反りやねじれが起こりやすい。
- キズや汚れ、へこみがつきやすい。
- 値段が木の種類によってピンキリである。
- 定期的なメンテナンス(ワックス)が必要
以上、2種類のフローリングを解説しましたがどちらもメリット・デメリットがあります。
あと、施工費としては大きくかわりませんが、製品としては予算にもかなり影響がでてくるところでもあります。この床材で家に入った瞬間の印象もかなり変わりますよね。
後悔しない、失敗しない家づくりをする為にも慎重に選びたいところです。弊社ではこのような疑問や相談を一つずつ解決し、楽しい家づくりを目指しています。