生コン打設における、真夏の鋼製型枠は危険!!

実は約20年前から夏になるとずっと気になっていた事があります。それは、たとえ夏でも冷製パスタは温めた方が絶対にうまいという事と、真夏の鋼製型枠の中に生コンクリートを入れたら絶対にええ事無いということです。

非常に迷いましたが今回のブログは真夏の鋼製型枠について書いていきたいと思います。

 20年程前、今日みたいな灼熱の太陽が照り注ぐある日、私は毎日親方に怒られながらいろんな現場で鍛えてもらっていました(今となっては本当にありがたい)。そんな中、某ハウスメーカーの基礎工事をさせてもらった時の事です。

コンクリート打設時に外気温とコンクリートの材料温度を計り、その温度を黒板に書き写真を撮るという仕事をしていた時に、当時の何もわからない吉岡少年は『コンクリート温度がこれでもこれだけ熱された鉄板(鋼製型枠)の中に生コン入れたら計った意味ないやん!どうせやったら打設時の材料温度は型枠に入った瞬間の温度を計れよ!』と思っていました。

それから数日が過ぎやはり何回考えてもしっくり来なかった吉岡少年は調べまわりました。今とは違いスマートフォンがなかった時代ですので書店で土木の本といろんな教養がつく本を買いあさり読みまくりました。

吉岡少年の感覚はあっていたのです。うれしかったです。その本にはこう書いてありました。

【暑中コンクリートは原則として35℃以下にしなければいけない。】

そうなんです、絶対にええ事無いんです。真夏の手で持てない程の鋼製型枠が何度になっているかまでは言いませんがそんな中にジャンジャン生コンを入れているのです設計強度出ますか?

真夏の鋼製型枠

 あれから年月が過ぎ断熱材で出来た型枠『タイト・モールド』に出会いました。これならいくら太陽が照り注いでも表面温度が著しく上がることはありません!もちろんタイト・モールドを使っている理由はこれだけではありませんが、ずっとやりたかった住宅基礎はコレコレと毎日納得できる商品を造り続けています。

タイト・モールド型枠
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