断熱性能が高い家のメリットって?

こんにちは。井上です。今日は断熱のお話をしたいと思います。

断熱は「夏暖かくて、冬暖かい」住宅を実現するのに不可欠です。断熱には等級があり、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)で規定された省エネ性能を表す基準となっています。

等級は1~7まであり、数字の大きい方が断熱性が高いという事になります。
また、等級6,7については2022年10月1日に創設されていますので、つい最近にできました。

その断熱等級は何で決まるの?という事ですが、それは前回のブログにも書いている
「UA値(外皮平均熱貫流率)」で定められています。

サクッとおさらいを・・・

【UA値】
住宅内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。
数字が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。

我々が住んでいる姫路市等(6地域)の断熱性能を表したものが以下の表です。

●断熱性能が高い家のメリット

①夏は涼しく、冬は暖かい
 断熱性が高いと夏季では暑い空気を遮断し、冬季は中で温まった空気を逃さない。
 断熱性が低い家ではエアコン又は暖房をつけている部屋の温度差が生じ、冬季にはヒートショックの発生の原因となります。

②光熱費が抑えられる
 外部の温度に影響されにくく、家の中で温めた/冷えた 空気を逃がしにくくなるのでエアコン等の光熱費が抑えられます。

③家の寿命が延びる
 結露によるカビやダニの発生が抑えられ、体も健康な状態が保たれて家の寿命も延びます。

以上のような事が断熱性能が高い家のメリットとなります。

もちろん断熱性能を上げる事は大事な事ですが、それにあわせて気密性能も同じくらい大切です。いくら家の断熱性能が良くても、すき間だらけの家ではその隙間から空気が逃げると本末転倒ですからね。

弊社では全棟気密測定をしており、平均C値=0.5㎠/㎡以下になっております。

断熱性能と気密性能どちらかが良くてどちらかが悪いのではなく、すべてにおいてバランスのとれたいい家創りをこれからも目指していきたいと思います。

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